正義と微笑

numb_86のブログ

悪魔の碾き臼

デジタルやネットが普及したことで、情報/コンテンツの伝送や貯蔵のコストは確かにかなり低下しました。しかし、当たり前のことですが、情報/コンテンツの制作には依然としてかなりのコストがかかります。
(中略)
“タダ”が蔓延した負の影響として、世界中で文化とジャーナリズムという社会のインフラが衰退しつつあることにも留意していただきたいと思います。

http://diamond.jp/series/kishi/10081/

 『FREE』についてはよく分かりませんが、価値あるものには積極的に対価を支払うべきです。そうしないと、価値あるものは失われていく一方なのですから。タダで買う術があったとしても、最低限、かかったコストの分ぐらいは、支払うべきなのだと思います。
 市場原理に全てを任せていては、経済的価値がないと判断されたものは淘汰されていきます。しかしそれでは、「文化とジャーナリズムという社会のインフラ」は衰退する一方です。「市場」は「社会」をつくれません。それどころか、自らの存在基盤である「社会」を破壊しかねません。我々消費者は、「タダだから」と安易に飛びつかず、価値あるもの、大切なものにはむしろ積極的に対価を支払うべきなのでしょう。
 …なんて偉そうに語ってみたものの、私もCDを買わずにユーチューブを利用しているような、短絡的な消費者の一人です。消費者がそれほど賢くなく、良心的な存在ではないのなら、やはり何らかの規制や援助によって守っていくしかないのかもしれません。


私たちはポランニーから、経済の二つの意味を学ぶと同時に、市場化されることで効率よく機能する経済の領域と、市場化されるにはそぐわない経済の領域が存在することを学ぶことができる。その境界を混同させるのではなく、社会的な脈絡で境界を位置づけていくこと、明らかとなるのはその重要性であろう。

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