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正義と微笑

numb_86のブログ

あなたは今日一日でいくら稼ぎましたか?

 大事なことなので、もう一度書いておく。
 将来の転職のためにも、自分の能力を高めるためにも、次のようなことを意識して働いていく。

  • 自分の専門の業務は何なのか
  • その業務における、自分の得意や特技は何か
  • 会社に利益をもたらすために工夫した経験は
  • 会社のコストを削減するために工夫した経験は
  • 業務フローの改善など、業務の効率化に努めた経験は
  • 自分の実績だといえるものはあるか、その根拠や内容は、できれば数字で示して


 自分でいうのもあれだけど、俺はけっこう一生懸命に仕事してる。まだまだ未熟だし、適性があるかも分からないけど、意識は高いつもりだ。仕事できるようになりたいし、結果も残したい。人並みには、努力してるつもりだ。
 だけど、会社の収益については、普段はなかなか意識出来ていない。それどころか、そんなこと頭から抜け落ちてた。

頑張りました。結果出しました。だけど…

 先週の俺は、頑張った。集金も満期管理もそんなに無かったから、珍しく営業っぽい仕事に注力できた。
 その結果、ある程度の実績を残すことが出来た。嬉しかったよ。満足感や達成感があった。
 だけどふと気付いた。「今日の俺は○○(支店ごとにノルマが設定されている、とある商品)を獲得したけど、それがどれだけ店の利益になったんだ?」と。今日一日にかかったコスト(主に俺の人件費)。そして、今日俺がもたらした収益。採算は取れてるか?
 そう考えると、今日頑張ったのも、その結果契約を結ぶことが出来たのも、全ては自己満足のように思えてくる。仕事した気になってるけど、実際には、会社の利益には何も貢献していなかったのかもしれない。

視野狭窄

 長く会社にいれば、どうしても、会社に染まってしまう。その会社の価値観で、物事を見るようになる。それが当たり前になってくる。そうして、今の俺のように、狭い視野でしか物事を見れなくなっていくんだ。
 具体的には、数字。
 数字が全てになってくる。ホントは、会社の収益を増やすことが目的のはずなのに、上から降ってくる数字をこなすことが、目的になってくる。実際、日々の仕事の中で、収益について意識を巡らせることはまずない。収益について問い詰められることも、ない。主題になってるのは、常に「数字」。
 ここでいう数字とは、「ノルマ」とほとんど同義。俺たち兵隊には常にノルマが課されている。上司は上司で、俺たちを持ち上げるなり叱責するなりして、動かさないといけない。支店長だって、数字が悪ければ本部に詰められ、吊るしあげられる。だからどうしたって、数字が中心になってしまう。口座をいくつ開設したか、預金をいくら獲得したか、融資をいくら実行したか。
 その仕事が、その事業が、どれほどの利益をもたらすのか。それが一番大事なはずなのに、与えられたノルマを達成することが、全てになってる。
 俺もいつの間にか、会社に染まっていたんだ。実績を残して満足感を味わっていたけど、それも全ては、会社に与えられた枠のなかでの話。

収益・意味・利益

 収益ってもの考えよう。この仕事がどれだけの利益を生み出すのか考えながら、働く。収益性を意識する。何日もかけて一生懸命に融資案件を完成させ、満足感に浸っていても、それがスズメの涙ほどの利益しか生み出さないとしたら。ビジネスとしては失格だと思う。
 融資は分かりやすい。利息や手数料がそのまま、俺たちの利益となる。だけど預金は、直接利益をもたらすわけではない。基盤を固めるために預金を増強することは重要であり、そんなこと言うまでもない。だけど、預金がいくら増えたって、それだけでは利益にはならないわけで。
 他にも、直接的には利益と関係ない仕事はたくさんある。クレジットカードや旅行の勧誘など。事務仕事なんかは、利益を生みようがない。じゃあ、それらの仕事が不要・ムダなのかといえば、もちろんそんな訳はない。いや、ムダな仕事もありそうではあるけど…。
 それ自体が利益を生み出さなくても、会社が収益をあげていくために重要な仕事。
 俺が獲得した○○だって、利益を生み出さなくたって、将来のための布石にはなる。もともと、長期的な取引拡大を図るために開発された商品だし。旅行の目的も、収益を生むことではなく、うちのファンを増やして後の取引につなげることなんだと思う。
 短期的な「収益」ばかり考えていては歪んでしまう。意味を考えよう。目の前の仕事が、会社の収益とどのようにつながっているのか。絶えず自分の頭で考える。意味付け、関連付けをしていく。文脈を捉える。どうしてこの仕事をするのか、必要なのか、考える。そうすれば、一銭にもならないような仕事だって、大きな意味では会社の利益に資しているということに気付ける。それが巡り巡って「収益」につながっているということにも。

稼ぐ

 収益云々を考えるのは経営陣のやることで、俺のやることではないかもしれない。収益をあげるための戦略や仕組みは経営陣が考え、俺たちは与えられたプログラムを着実にこなしていけばいいのかもしれない。各々が勝手に動いていては、せっかくの組織力を活かせないわけだし。戦略を立てる意味が無くなってしまう。全員が同じ方向に向かってこそ、会社組織は最高のパフォーマンスを発揮できるのだと思う。
 しかし、だ。それでいいのか?
 それでは自分の成長はどこかで止まってしまう気がするし、言われただけのことをする仕事なんて、望むところではない。それに、各自が自分の頭で考えることと、全員一丸となって一つの方向に向かっていくこととは、両立する気がする。
 転職市場でも、収益という意識を持ってる人は歓迎されるだろうし。
 そして、自分が前職で、収益向上のために何を行ったかを語れれば、それは大きな強みになるのだろう。
 明日からは、「ノルマ」や「自分の成績」のためだけではなく、「会社としての稼ぎ」のために、ガンガン働く。