正義と微笑

numb_86のブログ

自分の無能さの証左

 先日、ある案件のために顧客と折衝した。
 残念ながらこちらの要望は通らなかった。
 確かに顧客にとっては厳しい条件だったかもしれない。だけどそれは、顧客のためにもなることだと思うんだけどなあ。今は厳しくても、長い目で見れば、そっちのほうがいいはず。
 そもそも、案件自体が向こうからの依頼だった。こっちにはなんのメリットもないような仕事。そりゃ、取引先が破綻してしまえば我々も困るけれど。やらずに済むのならやりたくない仕事だ。向こうが依頼(というかお願い?)してくるから、やむを得ず請け負った。
 そういったことを考慮すると、こちらの要望を通す土壌はあったはず。


 にも拘わらず、ダメだった。
 バレていたのか?
 顧客のためにもなる提案だったと書いたけど、それは、俺のためでもあったのだ。むしろ、自分の都合が一番だった。それを通すために、「顧客のためになる」という言い回しを使っただけ。
 社内での諸々の事情があり、その提案を顧客に納得してもらわないと案件自体が成り立たない可能性が出てきた。しかもそのことは、ちょっと考えれば最初から気付くことができるはずだったんだ。にも拘わらず、ここまで気付けなかった。そしてそのミスをリカバリーするために、提案を通そうとした。
 顧客のため以上に自分のために、折衝をしていた。相手も無意識のうちに気付いていたのかなあ。俺が自分の都合で喋ってることに。だから伝わらなかったのかなあ。


 今回のような簡単な折衝ですら、苦労している。案件の穴に気付けなかった頭脳にも、問題がある。
 俺はまだまだ無能なんだな。
 環境はクソかもしれないけれど、仕事自体は山ほどある。それへの取り組み方しだいでは、学べることもあるのだろう。少なくとも、俺にはまだまだ成長の余地がある。今回の案件ぐらいは簡単にこなせないとダメだよな。


 取り敢えず次は、現在の状況でどうやって案件を成立させるかだな。
 提案は通らなかった。それでも請け負った以上、仕事はやり遂げなければならない。顧客の要望を聞きつつ、社内の事情もクリアしなければならない。
 こうやって案件に取り組んでいくことで、成長していけるのだろう。