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正義と微笑

numb_86のブログ

「ムラ社会」からの脱却

 何回かここに書いているように、共同体主義コミュニタリアニズム)に共感するところが多い。
 コミュニティの崩壊が、問題の根っこにある。現代社会が抱える病理の一因になっている。
 漠然とではあるが、そう考えている。だからこれからの課題は、コミュニティが果たしていた役割を分析し、それをいかにして取り戻していくかだと思っている。


 だけど、考えてみれば、コミュニティなんてものは、既に存在しているんじゃないのか?しかも、克服すべき課題として……。
 論理ではなく空気が優先され、馴れ合いで、本音を言わず相互監視を続ける……。俺の大嫌いな日本社会は、まさに「共同体」そのものではないか。風通しの悪い日本企業、ゴシップ大好きな地域社会、陰湿な教室。「共同体」は、うんざりするほど、そこかしこに溢れている。
 それを理想化して語る人たちも多いが*1、俺にはむしろ、打破すべき課題に思える。


 多分、俺が理想とする「共同体」と、現実にここにある「共同体」は似て非なるものだろう。日本に存在しているそれは、「ムラ社会」っていうんだよ。俺が理想としているのは、そんなもんじゃない。「ムラ社会」なんて原始的なものはむしろ、壊したほうがいいような気すらする。


 単に「コミュニティの再生」だけを掲げていてもダメなようだ。コミュニティの内実が問われる。
 正義が守られ、信頼に裏打ちされた共同体、そういうものを目指そう。下らない掟や空気に支配された、窮屈なムラ社会などではなく。自由な人々による、開放的な、正義の守られる、共同体。


 こういう「理屈」、かっこよく言えば「思想」や「論理」や「言論」なんだけど、そういうのが軽視され、空気や馴れ合いで物事が動いていくのも、日本社会の悪いところだよね。

*1:特に、いわゆる保守派と呼ばれる人たち