正義と微笑

numb_86のブログ

過程と結果と

 結果は、更なる結果への過程でもある。結果か過程かの二元論では語れない。現実は複雑なのだ。そのことに気付けた。


 うつ病になったり退職することになったりして、気持ちが滅入っていた。私の短所として、思い込みの激しさがあり、一度ネガティブになってしまうとどんどん思考が悪い方に向かってしまうのだ。
 自分の人生がクズのようなものに思えてきて、本当に嫌になった。何のために生きてるのだろう、どうしてこんな目にあうのだろう、そう嘆いていた。


 自分なりに頑張ってきたのに、報われていないような気がした。これまでの努力が否定されているような気がして、捨て鉢になっていた。
 何というか、いつまで経っても人生が始まらないような、そんな焦燥感を抱いていたんだ。人生を好転させるために頑張ってるのに、いつになっても人生が動き出さない。そんな苛立ち、閉塞感を、感じていた。



 自分の人生は「過程」ばかりで、なかなか「結果」を味わえない。そう感じた。


 だけど違ったんだ。俺はすでに、「結果」を手にしていた。それに気付いていなかっただけ。
 今ここにある現実は、紛れも無く、あの頃欲しがった未来なんだ。
 もっとマシな人生にしたい。そう思って立ち上がった10代の私。あの頃願った未来に間違いなく、私は到達している。
 欲しがってたものを手に入れる頃には、既にその先のものが欲しくなっており、目の前の結果に満足できない。次なるゴールへの過程にしか思えなくなっている。ただそれだけの事なんだ。
 私は間違いなく、楽しんできた。幸せを味わってきた。十分、じゃないのかな。他の人と比べてどうかは分からないけど、私にとって、とてもかけがえのない経験を手にしてきた。
 欲望にはキリがない。もっともっと欲しくなってしまう。すぐに物足りなくなる。何もしなかった青春、棒にふった10代、それを帳消しにしたいのかもしれない。
 さらなる結果を求めようとすることは、悪いことではない。そのエネルギーが、私をここまで導いてくれた。これからも、上を目指していこうと思う。でもそれと同時に、与えられたもののありがたさ、自分自身の頑張り、目の前にある幸せ、そういったものを忘れないようにしよう。すぐに見失いがちだし、他人と自分を比べてしまったり、自分を不幸だと思い込んでしまったりする。だけど私は十分、幸せだし、十分頑張ってきたんだ。
 手にしたもののありがたさを忘れないようにしよう。