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正義と微笑

numb_86のブログ

27才のリアル

 色々履歴書じゃ分かりづらいものをたくさん得てきました


 27才のリアル 狐火


 今月、27才になる。
 もう、いい大人だ。
 だけど何も持っていない。
 先のことを考えずに会社を辞めちゃったし、その後もフラフラしてたから、カネなんかない。仕事のアテも、ほとんど無い。


 このままじゃ家賃も払えなくなる。貯金も旅行も、夢のまた夢。粗末な食事、粗末な生活。穴の開いた部屋着を着続ける。


 不安になる。
 自分で選んだ生活のはずなのに。「カネよりも自由が大事」。
 意気がってたはずなのに。「新しい生き方を実践する」。


 古い因習なんて振り払ってやるつもりで、この1年を過ごした。


 その結果が、このザマか。
 貯金も仕事も、彼女もいない。
 何も持ってない。
 部屋で一人、ペヤングをおかずにサトウのゴハンを食べる。
 これが俺の「27才のリアル」。
 なかなか無様じゃないの。


 「やっぱり就職しようか?」。
 脳裏をよぎる。
 どっちみちフリーランスなんて、不安定だ。上手く仕事をもらえても、所詮は自転車操業。安定には程遠い。そのうち行き詰まる。部屋の更新だって出来ねえよ。
 継続的な収入を得るのに一番確実な方法は、就職だ。
 定職に就くこと。それが幸せへの道。
 定職に就けば、定期的な収入が入る。生活が落ち着く。ゆとりが生まれる。職業欄に「会社員」と書ける。就職先のカワイイ受付嬢とも付き合える。


 んな訳あるかよ。
 違うだろうよ。
 俺の幸せは、そんなんじゃない。

自分の価値は銀行通帳の残高に反映されているような感覚
不採用通知が来る度にこれまでの自分が全否定される感覚
あなた方の知らない所で出したアルバム3枚が僕の心の支えです


 信用金庫職員としての肩書きも身分も、俺の心に歓びをもたらしたりはしなかった。
 契約を獲得することなんかよりも、勤め先の業績がよくなることなんかよりも、ボーナスを貰えることなんかよりも、自由に創作することのほうが、ブログを褒められることのほうが、自分の企画を「買ってもらえる」ことのほうが、自分の信念を実践できていることのほうが、よっぽど嬉しいんだよ。
 例え、面接官に鼻で笑われるような「実績」だとしても。


 「貯金ナシ、仕事ナシ、彼女ナシ」の27才だけど、一番情けないのは、カネがないことでも、無職であることでもない。
 勇気の無さだ。
 一度決めた道を、信じた道を、進んでいけない。


 すぐにビビる。信念も理想も過去の自分も放り出して、逃げようとする。腰が定まらない。
 初対面の人に堂々とニートだと言えない。ライターだと言えない。自分の生き様に胸を張れない。遠慮がちに「無職です」だの「求職中です」だのと言う。バカだ。自分の才能を信じてあげれらない。
 みっともねえよ。情けなさ過ぎる。

本当は、一つのことを信じて続ける勇気が一番欲しい