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正義と微笑

numb_86のブログ

ブラウザゲーム『それでもお前が犯人だ』を公開しました

 昨日、『それでもお前が犯人だ』を公開しました。


 JavaScriptの勉強を始めたので、その練習用に作りました。最初は、JavaScriptでどうやってウェブアプリを作ればいいのかさっぱり分からなかったのですが、何とか形になりました。


 ゲーム内容は、自白強要に耐え、虚偽自白してしまわないように頑張る、というものです。
 お察しの通り、パソコン遠隔操作事件に影響を受けて作りました。


 詳しくはリンク先の「参考資料」を読んで欲しいのですが、いろいろと問題があるなあと。
 単に今回の件の捜査官や取調官が悪かった、というだけでなく、制度というか、構造的な問題のようです。


 根本にあるのは、「推定無罪の原則」の形骸化。


 逮捕されようがなんだろうが、その時点では「被疑者」に過ぎず、犯人かどうかは分からないわけです。実際の運用上にはいろいろあると思いますが、あくまで「推定無罪」が原則のはずです。実際、「犯人」であるかどうかを明らかにしていき、最終的な判断を下すのは、裁判所です。
 にも関わらず、現実には、逮捕された瞬間から「犯罪者」として扱われてしまっている。そのため、たとえ無実であろうとも逮捕された瞬間に「終了」であり、どうにもならなくなるわけです。警察が100%間違えないというのならそれでもいいですが*1、そんな訳ないことは皆さん御存知の通り。
 しかもそれは、「代用監獄」などの制度によって支えられてしまっている。「一部の警官が制度を無視して暴れている」のではなく、「警官が暴れまわることが制度として認められている」わけです。げんなりしてくる。


 さらに問題なのは、「刑事裁判の形骸化」。
 聞いたことがあるかもしれませんが、日本の刑事裁判の有罪率は99%以上です。つまり、起訴されたらほぼ確実に有罪になるのです。
 これはもちろん日本の警察・検察が有能だから、ではなくて、裁判所がろくに機能していない、ということなんでしょう。
 件の遠隔操作事件で虚偽自白してしまった東京都の大学生に対して、家庭裁判所は保護観察処分を下しています。いろいろと不自然な点があるにも関わらず、です。
 「自分でやっていないことを、証明してみろ。無罪を証明してみろ」、iesys.exeの遠隔操作ウイルス事件で警察が何を言って自白強要したか判明 - GIGAZINE
 【遠隔操作】 無実の学生「2秒で300文字の犯行予告書けない」→検察追及→学生「一心不乱に2秒で入力」→検察「認めたな。送致」 - デスクトップ2ch
 事実が明らかになった後にしれっと処分を取り消してますが、なんというか、やりたい放題なわけです。


 どうして私がこの問題に関心があるかというと、他人事ではないからです。
 現状では、警察の思い込みと思い付きで、誰でも「前科持ち」になってしまう。これは、あまりにも問題がある。いとも簡単に、人生が破壊されてしまう。
 これを放置するのは明らかに正しくないし、いつ自分が巻き込まれるか、分かったもんじゃない。


 私は、フラフラしながら生きていたいんです。そのためには、それが出来る環境じゃないといけない。
 この時代の日本に生まれたことに、本当に感謝しています。世界的に見れば、わりと平和で暮らしやすい国だと思います。
 しかし、まだまだ不完全な部分も多いのです。無実の市民が容易に犯罪者に仕立て上げられる、そういう現実がある。
 心置きなくフラフラするためにも、国民の自由が守られる国にしたい。
 今後も、「自由と秩序」については、いろいろと考えて行きたいと思っています。

*1:よくないけど