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正義と微笑

numb_86のブログ

インターネットに救われたある男の話

 ツイッターでよく言っているけど、インターネットは本当に素晴らしい。
 俺の人生は、インターネットに救われた。


 もちろん、インターネットには悪いところもたくさんあるし、「楽しくて便利なインターネット」のすぐ裏側には、「ドス黒くて危険でげんなりするインターネット」がある。
 それでも、インターネットは俺の人生の恩人(?)だ。
 インターネットが無ければ、今とは全く別の、もっと不本意な人生を送っていたと思う。


 インターネットは様々なものをもたらす。
 情報、機会、仕事……。


 ネットで情報を集めるなんていうのはもはや、自然な行為だ。それくらい、日常に溶け込んでいる。ネットがない時代の人たちは、どうやって情報を得ていたのだろう。
 俺が最初にネットに救われたのは、引きこもり時代だ。「脱ひきこもり」のための情報を集めた。電車の乗り方も満足に分からない引きこもりが「普通の若者」になるための、様々なティップス。
 得られた情報はどれも雑多で不完全なものだったが、大いに役に立った。本当に何も知らなかったから、飲食店の利用法や映画館の入り方といったことも、実に参考になった。あんまり覚えてないけど、似たような境遇の人たちの声も、励みになった気がする。
 ネットが無かったらこういった情報を得ることなんて出来なかっただろうから、引きこもりを克服できていたか怪しいものだ。
 もしかしたら今でも、実家の自室から出れずにいたかもしれない……。


 その後は実は、そんなにインターネットにハマっていない。調べ物をしたりするぐらいで、ネットサービス等は利用していない。


 再びインターネットから大きな恩恵を受けるようになるのは、ブログを始めてから。
 はてなダイアリーから入り、その後、はてなブックマークツイッターを利用するようになり、多くの情報に触れるようになった。それまで見たこともないような価値観や言説が、そこにあった。
 一番影響を受けたのはphaさんだけど、他にも、海外ニート氏であったり、それこそ「ノマド論」であったり。硬直化・画一化されていた自分の価値観を、ほぐしてくれた。息の詰まる日々に、少しだけ希望をもたらしてくれた。
 ネットが無ければ、サラリーマン以外の生き方があることも知れずに、鬱屈した気持ちで毎日を過ごしていただろう。あるいは、挫折して劣等感にまみれながら暮らしていたのかもしれない。今の生活が全てではない、「仕事はつらいものだ」という価値観は絶対ではない、それを知れたのは本当に大きかった。


 ニートになってからはより深くネットに浸かるようになり、情報以外にも、機会や仕事を得られた。


 何の実績・後ろ盾もない俺がライターになれたのは、間違いなくインターネットのおかげだ。
 ネットのおかげで、自分の文章を発表する場を得られた。ライター募集の話を見つけることが出来た。ウェブメディアというものが存在せず、紙媒体のみだったら、俺なんかが割って入る余地はなかったと思う。


 仕事も、インターネットから得た。SNSで知り合った人からウェブ制作の仕事を紹介してもらったし、今のアルバイト先もそうやって紹介してもらった。


 今は概ね満足のいく生活を送っているけど、それは全て、インターネットのおかげだ。
 インターネットが存在しなければ、どう考えても今の俺はなかった。


 ここまでずっと、「インターネットが俺を救ってくれた」と書いてきたけれど、突き詰めればそれは、人に救われたということだ。インターネットの向こう側には、必ず人がいる。情報も、機会も、仕事も、必ずそれを提供している人たちがいる。それが、インターネットを経由して、俺のところに届いた。


 インターネットの素晴らしさ、その本質は、人とのつながりを容易にしてくれるということ。
 人付き合いが苦手で、出不精で、寂しがりやのくせに面倒くさがりや。そんな俺がかろうじて人と関わりながら生きていられるのは、紛れもなくインターネットのおかげ。インターネット、特にSNSがあるから、他者や社会と関われている。


 ありがとうございます、インターネット。
 いつか恩返しをしようと思っています。


***


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