正義と微笑

numb_86のブログ

最近読んだ本

 知は力なり。
 尊敬している人たち、目標としている人たちは皆、勉強している。本を読んでいる。
 ということで、少しでもそういった人たちに追いつくために、読書を始めた。


現代の金融入門 (ちくま新書)

現代の金融入門 (ちくま新書)

 『現代の金融入門』。
 ネット上で評判がよくて気になっていたところ、ブックオフで安く売っていたため購入。
 しかし買った直後に、評判がいいのは「新版」のほうだったことに気付く。
 ただ、「旧版」にあたるこの本も、いい内容だった。
 金融というものの意義や役割、基本的な仕組み、金融政策の考え方、金融と企業経営の関係性。それらを包括的に解説している。
 文体は堅く、取っ付きにくいのだが、解説自体は非常に丁寧。金融に興味のある人なら、事前知識がなくても読み進められるはず。
 さすがに内容の古さを感じさせる部分はある*1が、本質的な部分は色あせていないと思う。
 基本的な考え方や理論といった、大枠での話がメインとなるため、実務で役に立つような知識は得られない。だけど、実務とは関係ないような知識を幅広く吸収しておくことでこそ、視野の広さや思考の柔軟さが培われるのだと思っている。とにかく貪欲に知識を吸収していけば、いつか、バラバラの知識が線となってつながるはず。何事も、土台が大切。


融資業務超入門

融資業務超入門

 『融資業務超入門』。
 信金時代に読んで分かりやすかった記憶があるので、再び取り寄せて、改めて読んでみた。
 融資業務未経験の金融マンのためのテキストとして、最適だと思う。それくらい、分かりやすく書かれている。
 あくまでも「融資業務の世界へと導く」といった感じの本なので、マニュアル的な使い方は出来ない。それほど体系的ではないし、浅く広くといった感じなので、「テキスト」としては物足りなさを感じる。
 では実務には役に立たないのかと言うと、そんなことは全くない。むしろ、日々の業務で見失いがちな本質・筋論を、思い出させてくれる。
 俺がまさにそうだったけど、金融機関に勤めていると、形式や要件を満たすことにばかり、気が向いてしまう。内部のマニュアルに従い、上司や本部の要求に応えることが全てで、なぜこの書類が必要なのか、なんのためにこの手続きをするのか、見失いがちになる。そういう規定になっているからそうしている、という状態になりがち。そんなとき、本書を読めば、融資業務の原理・原則に立ち返れるだろう。目の前のタスクは何のために行っているのか、思い起こさせてくれる。


 最後に、本書の一節を紹介。

融資業務が怖くてしり込みするのは、知識がないからです。知識をつけましょう。

 これは本当に、そうだと思う。信金時代も、そして今も、知識や経験がないことがボトルネックになっている。

*1:電子マネーに関する記述は特に。