正義と微笑

numb_86のブログ

アイディアを閃く方法

 いま自分のなかには幾つかの計画があって、順調にいっているものもあれば、そうでないものもある。


 当たり前だけど、何をするのかが決まっているものは、楽だ。ひたすら手を動かせばいいのだから。
 そうではなく、何をすべきなのかが見えない、やるべきタスクが分からない、という状態のものはなかなか難しい。構想を練ったり、アイディアを考えたりする状態。

 この状態はとても苦しく、しかも頻繁にやってくる。最初の構想が決まっても、作業を進めて行けばすぐに問題に直面する。解決しなきゃいけない課題がやってくる。それをどう解決するか、ひたすら考えないといけない。ネットで検索しても答えは見つかる訳ないから、自分で見つけるしかない。

 タスクが分かりきっており、それをこなしているときは、進捗が目に見える。前に進んでいる感じがする。「成果」は、日々生まれている。だけど、アイディアや解決策を考えている間は、何も生まれない。何の成果もない。時間だけが過ぎているように感じてしまう。だから苦しい。焦燥感や徒労感。


 今も、答えが見つかりそうもなく、苦しんでいる。アイディアが浮かばない。状況を解決し、前に進むためのアイディア。それが見つからず、何をしたらいいのかすら分からない状態。
 こういう時、投げ出したくなる。そもそも答えなどない、これは解決不能な問題なんだ、少なくとも自分には出来ない、何も思い付かない。そう思ってしまう。

 だけど自分はこれまで、何とか、答えを見つけてきた。それが「正解」かどうかは、まだ結果が出ていないから分からないけど。ただ自分なりに解決策を閃き、前に進めてきた。
 特に、今年はいろいろと能動的に生きていたから、悩む→答えを閃く、というプロセスを何回か経験した。
 そこから分かったこと。アイディアを閃くために必要なこと。


 特別なテクニックは恐らく、ない。
 ひたすらその問題について考える、というのが唯一の方法。閃きは偶然に訪れるのではなく、考え抜いた結果として、訪れる。
 自分の場合、ぶらぶら歩いているときに閃いたりすることもある。しかしだからといって、机の前で頭ひねって考えることが無意味なわけではない。むしろ、ずっと考えていたからこそ、自分の中で、これまでの思考や知識が結びつき、答えに気付いたんだと思う。
 問題意識を持ち、対象と向き合い続ける。行き詰まっているように思えても、諦めずに考える。そうすることで、どこかで答えに気付く。


 そういう風に思うようになったキッカケは、以前読んだこの本。意識と無意識、形式知暗黙知、スランプと試行錯誤、といった言葉で閃きや直感について語っているが、とても説得力のある内容だった。


 著者はさらに、アイディアはアイディアを呼ぶとも書いている。アイディアや思考を言葉にすることで、それが足場となり、そのうえに思考が組み立てられ、また新しいアイディアが生まれる。
 これについても、共感した。
 ポール・グレアムも似たようなことを言っている。

でも、アイディアが大事なのは、それがもっと多くのアイディアに結び付くからだ。腰を据えて何かを書き始めて、書きあがってみたらその中のアイディアの半分は書きながら思い付いたことだった、っていう経験は無いかい。


ソフトウェアにもそういうことがある。ひとつのアイディアを実装してゆく過程で、もっとたくさんのアイディアがひらめくんだ。
だから、アイディアを仕舞ってしまうことは、ただ単にそれの実装が遅れるだけでなく、それを実装することで得られたであろう全てのアイディアを失うことになる。


The Other Road Ahead


 アイディアを閃くために必要なのは、焦りや孤独に負けることなく、考え続けること。そして、考えたことや気付いたことを、積極的に書き留めていくこと。それしかないんだと思う。
 何も思いつかなくても、答えが見えなくても、前には進んでいる。無意識下の領域で少しずつ、知識や思考が蓄えられ、形を持とうとしている。あと少しのはずだ。