2014年を振り返る。
去年と一昨年はこちら。
2012年の振り返り - 正義と微笑
2013年の振り返り - 正義と微笑
1月。
新年の計画を立てる。ここまで具体的な立てるのは、人生で初めて。その後幾度も修正はしたが、2014年は、曲がりなりにも計画や目標を持って生きることが出来た。
元旦の夜に、ランニングを始める。
2月と3月。
ブログで何度も、地道な努力の大切さを繰り返している。これは、それが出来ていなかったことの裏返しかもしれない。あるいは、自分に言い聞かせていたのかもしれない。目には見えない地道な努力の、大切さを。地味で、つまらない、賞賛もされない。そういう努力を積み重ねるべきなんだと、自分に言い聞かせていた。
またこの時点で、年内の目標達成は難しいのではないかと、危機感を抱いていた。
それは見事に的中することになる。
プログラミングやウェブ制作を久しぶりに行う。
やはり自分は、プログラミングが好きだ。長時間取り組むのも、苦にならない。充実感や達成感を感じることが出来る。満ち足りた気持ちになれる。
4月。
選択と集中を掲げる。年初の計画が早くも破綻し、見直さざるを得なくなる。
計画を絶えずチェックし修正していくことは、何も間違ってはいないけど。
1月からこの時期にかけては、積極的にブログを書こうとしていた。自分の興味関心を、知るために。
自分には残念ながら、「テーマ」がない。漠然と、何か面白いことをやりたいと思っているくらいで、俺はこれをやるんだ、俺はこれに取り組む、というものがない。
そしてそれが、ボトルネックになっている気がしていた。テーマやコンセプトが明確でなければ、何も始められない。
だからまず、何となく興味を持ったことや、思ったことについてブログを書くことで、自分の興味を掘り下げようとしていた。自分のテーマを探そうとしていた。
以前から漠然とイメージしていた新作ブラウザゲームについて、制作を開始。
この頃に思い描いていた仕様は、現在のそれとはかなり異なる。
制作の一環としてスギタさんにイラストを依頼したのもこの時期。
5月~7月。
アウトプットがほとんどなく、全体的に計画通りにいかず、苛立っていた時期。
いろんなものを諦めて、いろんなものを縮小して。
時間の無さを嘆いていた。ダブルワークの難しさを痛感した。ニートの頃の時間感覚を引きずっていた。24時間を全て自分のために使えていた頃と、同じ感覚でいた。それでは当然、破綻する。限られた時間の使い方を、学ばないといけない。
ブラウザゲームの制作についても、方向性を掴めず、フラストレーションがたまっていた。
初めてのことが多すぎて、先が読めなかったから。だから、時間や作業量を見積もることが出来ず、徒労感ばかりが蓄積されていった。
8月と9月。
サーバーについてちょっと勉強したり、サイト運営の基礎を学んだり。
身に付いたものはほとんどないけど、自分は何も知らないということは分かった。
メンタルマネジメントに関心を持ち始める。
自分自身の心理状態こそが、生活や活動に大きな影響を与えることに気付いたから。どうやって、穏やかな状態を保つか。どうやって、ネガティブや焦燥感から、自分を護るか。
たおやかな心を維持するための、考え方とか、気持ちの切り替え方とか、思考法とか。
10月。
珍しく、目に見える変化があった。
はてなダイアリーからはてなブログに移行し、サイトもリニューアルした。
また、4月から始めたスギタさんとの協業も、一段落。スギタさんは締め切りを守ったのに、私は守っておりません。
11月と12月。
2015年に向けて、地道なことをひたすらやっていた。
サイトにプログラムを組み込んで更新の手間を省いたり、アイディアを練ったり、ブラウザゲームの仕様を固めていったり。
この時期、「なむ」としてではなく、本名の生活のほうで、いろいろあった。
自分も周囲も、否応なしに歳を取っていくんだなあと感じた。「大人」になっていく。いろんな綾が増えていくし、割り切ることも多くなる。
自分はまだ幼いから、何も諦められないし、腹も括れていない。
全体的に、落ち着いている感じ。良くも悪くもね。安定してしまっている。何も果たせなかったし、何かを失ったわけでもない。
平坦。ただただ平坦で、味気のない日々。
定職に就くというのは、そういうことなのだろう。そこに時間を持って行かれて、生活の大部分を費やすことになる。その代わり、安定的に収入を得ることが出来るため、腰を据えて生きることが出来る。
こればかりは痛し痒しで、難しい。
それでも、つまらない日々のなかでも、自分の中に残るものはある。
自分の方向性が見えてきた1年、とは言える。
これまでは、そもそも何をしたらいいのか分からなかった。曖昧なフレーズや底の浅い理想論を並べるばかりで、具体的に何をするのかについては、何も言えなかった。
だが一応、方向性は見えるようになった。取り敢えずの目標。目指すべきところ。
何を目指すかが見えてきたことで、だいぶ動きやすくなった。ビジョンや思考の軸があるからこそ、次に何をすればいいかも考えやすい。
展望がある、というのは、それだけで、心に安らぎを与えてくれる。
抽象から具体へ。
それが今年の目標だったけど、まあ、ある程度は達成できたと思う。
思考においては、それなりに出来たと思う。上記したように、具体的な展望やコンセプトが固まってきた。来年以降の行動の土台は、一応、つくれた。
行動については、まだまだ。今年はほとんど、具体的な成果を出せなかった。準備作業を進めることは出来たけど、満足の行くペースだったとは言い難い。
自分自身の管理ということに関心を持った一年でもあった。
人生で初めて、「ライフハック」に興味を持った。忙しい現代人は、効率的にタスクを片付け、時間を有効に使い、メンタルをコントロールしなければならないのだ。何かを果たしたいのなら、なおさら。
自分なりの仕事術みたいなものを身に付けて効率をあげないと、どうにもならないな。そう感じている。
1月から12月までの毎月のランニングは、以下のとおり。
4回6.8キロ。
4回12キロ。
3回16.7キロ。
2回16キロ。
4回32キロ。
2回20キロ。
2回14キロ。
2回12キロ。
3回24キロ。
3回28キロ。
2回14キロ。
2回9キロ。
合計で33回走り、204.5キロ走った。
来年は300キロは走りたい。
普段は意識していないけど、こういう「人生の振り返り」みたいな機会には、自分が引きこもりだったことを思い出す。
そこから、よくここまで来た。
何も面白くない幼少期だったし、思春期は引きこもっていた。だから、幸せを感じるためのハードルが低いというか、期待が低いというか。そういう意味では得だなと思う。
もちろん、現状に満足なんかしていないけど。
怯えながら一人で街を彷徨っていた頃を思うと、現在の状態は、奇跡に近い。こういう未来があるとは、思っていなかった。